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８８で今さら旬なネタといえば、エミュレーションくらいしかないだろう。別のコンピュータを使って、ソフト的に実機を再現し、膨大なソフトウェアを有効利用するために作られたものが、エミュレーションという技術らしい。
ってことは、昔たわごとのように言われていた「８８ＮＯＴＥ」も夢じゃなくなるわけですよ。（＾＾） ←88NOTEのイメージです。といっても、はめ込み合成じゃありません。念のため。 ここでは、８８のエミュレーションについて動かすまでの手順等を、私の体験から、熱く語ってみようというものです。とはいえ、環境によってやり方が異なるため、一部の方しか参考にならないかも知れませんがご了承ください。 ０１．そもそも・・・ 「そもそもなんでエミュレーションを導入しようとしたか？」ですが・・・。たまたま９８（PC-9800シリーズ）で作成したワープロのデータをテキストデータにして他で使用したくなったため、しまってあった「PC-98DO+」を出してきたことからはじまる。 「よかった。まだ動く。」と素直におもった。出してきて動かないんじゃ、話にならない。で、ワープロのデータをテキストに変換して・・・。 「今後８８のソフトをやりたくなったとき、機械がこわれて動かないんじゃさみしいなぁ。」「今のうちになんとかしないと・・・。」「実機があればエミュレーションできるようなこと、前に見たなぁ。やってみるかぁ。」みたいなことで、エミュレーションを導入することにした。 ０２．環境・・・。 私の場合、メインで使っているのはマック。しかもＯＳ９だったりしたため、それで動くものをさがしてみた。インターネットで検索して、みつけたのは、PC-88EM（N-BASIC on Macintoshより）。「必要ファイル・起動方法等の詳細については同梱のReadMeをお読み下さい。」ってことで早速ダウンロード！で、そのReadMeを読むと、『実機より吸い出したROMイメージファイル「PC88.ROM」を置く必要があります。Windows/PC98用PC88エミュレータ「P88SR」「x88000」「M88」で使用出来る「PC88.ROM」が使用できます。第一水準漢字ROMも使用可能です。上述のエミュレータで使用可能な「KANJI1.ROM」を同一ディレクトリに置いて下さい。』てなことが書いてあり、さらに『なお「PC88.ROM」の作成にはPC/AT互換機とPC-8801本体及びケーブル類が必要です。(MacとPC-8801だけではたぶん不可能です）この件について作者に問い合わせをされても一切回答は致しませんのでご了承下さい。』てなことらしい。で何かくわしく書いてあるとこないのかなと思いながら、「N-BASIC on Macintosh」のホームページの中のリンクのとこ見てたら、ありました。「88 Break++」こちらでは、いろいろな８８エミュレーションのプログラムがリンクされていて、詳しい説明がされているため、まよったらここを見ましょう。 で、ＲＯＭを吸い取る方法として、１：９８を使う。（５インチディスクドライブ要） ２：PC/AT互換機を使う。（５インチディスクドライブ要） ３：PC/AT互換機を使う。（RS232Cのクロスケーブル要）の３種類の方法があるらしい。私の場合８８だろうと９８だろうと、「PC-98DO+」しかないため、１の方法をおこなう。 ０３．ＲＯＭの吸い出し さて、まず９８を使って８８からＲＯＭの吸い出しを行うため、「GETROM.EXE」っての使います。これは、９８のFDDで吸い出しDISKを作成し、８８のFDDからSystemROM（PC88.ROM）を吸い出すものです。P88SRに付属しています。で、ソフトは、まあダウンロードすればいいけど、本当はまだまだいろいろ問題がある。まず、インターネットできる環境がマックだけの場合、そこから、９８にデータを渡してやるのに、FDDがマックにも必要。ふつうに3.5インチドライブくらいしか今はないだろう。（ま、そりゃそうだ。）で、マックで対応してるフォーマットは、DOS1.4MBとDOS720KB。９８は普通、専用の1.2MBと720KB。９８側で3.5インチのFDDが読める環境でしかも、DOS1.4MBが読める環境がないと、致命的である。私の場合、９８のデータをマックで使うために、そういった環境にしていたので問題ないが、そうで無い人は、がんばって別の方法をさがすしかない。  ついでに「GETROM.EXE」はMS-DOSで動くため、DOSのコマンドもある程度知っておかないといけないことになる。詳しいやり方は、「GETROM.DOC」ってファイルを参照のこと。で、「PC88.ROM」ってのができるので、それを９８通してマックへ。 「KANZI1.ROM」は８８からでも吸い取れるが、９８からでもできるらしいので、そちらを使うことにした。
「GETK」というソフトで、動かして終了。で、できた「KANZI1.ROM」をマックへ。「PC88.ROM」と「KANZI1.ROM」を「PC-88EM」と同じフォルダに入れて、準備ＯＫ。 ０４．ディスクイメージ マックで、８８のFDが読めるわけもないので、ディスクイメージというファイルに変換しなければいけません。そのへんも、ReadMeには書いて無いが・・・。９８があれば、「MAKE_HD.EXE」を使えば簡単にできる。（P88SRに付属）９８のない方は、がんばってさがしましょう。（＾＾； |