０２．「骨」か「象牙」　前へ・次へ・戻る では、「骨」と「象牙」は、どのように見分けるかですが、 左が象牙、右が骨。上の牌は、写真では見分けがつかないが、下の牌は、それぞれの特徴のよく出ている牌です。 骨のほうは黒色の短いスジが複数見えるのに対し、象牙のほうは、うつくしい縞模様が見える。 牌を横からみたところ。同じく、左が象牙、右が骨。骨のほうは、正面と同じく黒いスジがある。上の牌はわかりずらいが、スジもなければ、縞模様もないが、左側の象牙の牌は、くっきりと、縞模様があるのが解るとおもう。 牌の上下面。左が象牙、右が骨。象牙のほうは、格子模様になっているのに対し、骨のほうは、黒い点がある。 上記から解るとおもうが、 １．「骨は、牌の正面や、側面に黒いスジがあり、象牙にはない。」 ２．「象牙には、正面、側面に縞模様があり、牌の上下面には格子模様がある。」 これらは、象牙や骨の組織の作りのちがいからなるもので、見分けるとき重要なポイントになる。例えるなら、骨は「竹」で、象牙は「木」といったところだろう。骨は、その組織が縦の方向に糸を束ねたような形になる。それが、竹の正面、側面と同じように、縦のスジとして、あらわれる。上下面は無数の束ねた糸を切断したのと同じように、複数の点になってあらわれる。象牙は、成長過程において、よく大きくなる時期とあまり大きくならない時期があるのか、木の板にそっくりな、模様になっている。 前へ・次へ・戻る